この度、当クラブが原告として提起した「約2100万円の損害賠償請求事件」に関する判決が令和6年11月15日付で言い渡されましたので、以下の通りご報告申します。
判決結果
裁判所の判決は以下の通りです:
- 原告(高原クラブ)の請求を全て棄却
- 裁判費用は原告の負担
これにより、本件訴訟は高原クラブの全面敗訴という結果となり、黒兼氏らが不正を働いていないということが法的に明確に認められました。
判決で明らかになった主なポイント
本件判決において
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損害として主張された経費の正当性
損害として挙げられた経費の大部分は、高原クラブ運営に必要な正当な費用でした。特に、退職した従業員の給与や退職金はクラブ運営に不可欠な経費であり、「損害」として請求すること自体が不当であるとされました。
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データ復旧費用の不透明性と不要性
損害内訳に含まれていた約400万円のデータ復旧費用およびパソコン購入費はそもそも、黒兼氏の執行体制下で発生したものではなく、黒兼氏を解任後の新体制下において発生したものです。その費用のについても、以下の点が明らかになりました:
- 重要なデータは既に保存されており、復旧が不要であった。
- パソコン購入も必要性が認められない出費であったこと。
- 元従業員らのプライベートなデータ(写真、メールなど)を復旧するために230万円以上の復旧費が費やされたこと。
- そしてデータ復旧費の請求書の所在先には矛盾があり、不正供与や利益相反の疑いがあること。
これにより、データ復旧費用やパソコン購入費が事実上の浪費であることが判明し、「損害」としての主張が極めて不適切であると判断されました。
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損害捏造の可能性
本件判決では、復旧費用が意図的に「損害」として捏造された可能性を強く示唆しています。これには財務運営の不透明性や利益相反の疑いが含まれており、丸山理事に主導権を委ねた理事会は、高原クラブに何らプラスにならない無駄な争いを招きました。このことにより、多くの損害が生じたことについては代表として深い責任を感じております。
現在の状況と今後の課題
この経験を教訓に、二度と同じ過ちを繰り返さないためには改革と改善が必要です。しかしながら、現在の理事たちは、高原クラブに重大な不利益をもたらした事実を無視し、責任を回避するために自己保身に走る姿勢を見せています。
さらに、これまで数多くの損害を与えた丸山理事に追従し、不当な行為を継続する態度が顕著であり、同じ理事の一人として全く理解できない行為です。
具体的には、法的根拠を欠く本件訴訟の控訴に加担し、不正を働いていない黒兼氏や元従業員に対して退職金や給与の正当性を否定するのみならず、更なる不要な経済的負担や精神的な苦痛を与えようとしています。これらの行為は、当クラブの運営を担う立場として到底許されるものではありません。このような行為は、何ら利益を生み出すことなく、むしろ、クラブ全体に損害を生み出します。特に、クラブの管理を支える従業員を軽視する態度は深刻な問題であり、倫理的にも許容されない行為です。
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(丸山理事らからの通告書。原判決を覆す根拠や具体的な理由は一切述べられていない)
彼らは、あたかも高原クラブの敗訴の原因が代表であるとのように責任転嫁を行っていますが、裁判所は、法的根拠、事実に基づいて公正な判断を下しています。彼らの主張は、正当性もなく、損害を故意に作り出し、他者に責任を押し付けようとした不当行為を無視した上で、更なる不毛な争いを作り出しているもので、結果として高原クラブに無駄な費用を費やすことになるだけです。
そのうえ、現在の従業員たちがこの状況を目の当たりにし、不安を感じないはずがありません。理事会が従業員の退職金や給与の正当性を否定する姿勢を見せ続ければ、現在の従業員たちは自分たちの権利や待遇に不安を感じ、従業員が次々と高原クラブを離れるだけでなく、優秀な人材の確保はより困難になります。 このような事態は、運営そのものに重大な影響を及ぼし、看過できない深刻な問題となります。
これは、高原クラブ全体の信頼を損なう結果となり、最終的には高原クラブ全体の損害、資産価値の低下へと繋がります。このような事態になることは、火を見るより明らかであるにも関わらず、丸山理事らが責任回避のために、不毛な争いを続けることは、理事である以前に、「人として正しくない」と言わざるを得えません。このような無責任極まりない行為に深い失望と強い怒りを感じています。
代表としての思い
私は代表として高原クラブの正常化を何よりも望んでいる会員の一人です。理事らが理事としての責務に反す る行為を続け、依然として弁護士である丸山理事に対して盲信し、クラブ全体を全く顧みない不当な行為を続ける理事らに対し、警告と注意を行ってきました。しかし、彼らはそれに耳を貸さず、自身の過ちを認めることを拒否し、他者に責任を押し付ける不誠実な行為を続けています。
私自身、過去には黒兼氏を批判していましたが、丸山理事らの高原クラブ全体を全く顧みない不当な行為を目の当たりにしたとき、
「不正を働いていない黒兼氏らに責任を押し付けることが人として正しいのか」
と自問自答した時、これ以上の丸山理事の不当な行為を看過することはできませんでした。
丸山理事に「No」を突きつけてから2年の月日が経とうとしていますが、その間にも円滑な運営を妨害され、事実無根の不正の噂を広められ、心無い中傷を受け続けてきました。
現在も丸山理事らは「黒兼氏と結託して不正を働いている」「背任行為を行っている」といった根拠のない噂が広まっていますが、私が黒兼氏の潔白を主張するのは、単純に黒兼氏が不正を働いていないからに他なりません。
私も黒兼氏と同様の不当な批判を受けることになった時、前代表理事であった黒兼氏もまた、丸山理事の不当な行為の被害者の一人であったと確信しました。
会員の皆さまへお願い
高原クラブは、播磨興産の倒産を受け、平成15年に全国でも稀有な会員主導の一般社団法人と して再出発しました。この広大で美しい自然を守り、会員同士の絆を深める場所として、皆さまが 一丸となり築き上げてきた成果は、今も私たちの誇りです。このクラブが存在し続けているのは、 何よりも皆さまお一人おひとりの支えがあったからこそです。
しかしながら、現在の理事会は職務を放棄し、高原クラブの運営を危機に陥れています。今年7 月には現在の理事の任期が満了しましたが、新しい理事を選任するための社員総会の開催が 妨害されており、今なお解決に至っていません。このままではクラブの運営が完全に停滞し、これまで皆さまが守り育んできた場が存続の危機にさらされる可能性があります。 一般社団法人である当クラブは、会員である「社員」の皆さまの協力がなければ成り立ちません。新しい理事を選び、クラブを再び健全な運営体制に戻すためには、社員である皆さまの参加 と支えが何よりも必要不可欠です。
このクラブを守ることができるのは、私たち会員自身しかいないのです。高原クラブは単なる団体ではありま せん。それは、会員の皆さまが共有する信念、愛情、そして未来への希望によって支えられてい る特別な場所です。 どうか、皆さまご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。高原クラブ を、未来に向けて次世代へと引き継ぐため、共に立ち上がることが何よりも求められています。